EFOとは?コンバージョンが1.5倍に!EFOの重要性と改善事例
注文フォームや申込みフォームの入力が面倒になり、購入や申し込みを途中で諦めた経験はありませんか?購入意思の高いユーザーが、入力フォームにまで到達したにも関わらず、途中で離脱する割合はなんと70%を超えます。
そういった入力フォームでの離脱にアプローチできるのが「EFO」と呼ばれる施策です。
「EFO」の実施により、コンバージョンが1.5倍アップすることはご存知でしょうか。
つまり売上や申込数を今より1.5倍増加させることが可能です。
しかしながら
・EFOって一体何?
・EFOでコンバージョンは本当に上がるの?
と思われている方も多いはずです。
そこで今回は「EFO」とは何なのか、改善事例と共に詳しく解説します。
入力フォームを最適化していきたいとお考えの方へ
弊社は「1画面1質問」を強みとした入力フォーム改善ツール
「EFOcats」を提供しております。
「EFOcats」はコンバージョン率が最大160%改善した事例がございます。
入力フォームを改善し、コンバージョンを向上させたいとお考えの方は、
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目次
EFOとは?
EFOとは、Entry Form Optimizationの略で、入力フォームを最適化することにより、離脱率を下げ、コンバージョン(=入力完了率の向上)に繋げる施策のことを指します。
具体的には個人情報を入力する「フォーム」のデザインを、ユーザーにとって入力しやすくなるよう改善を行います。そうすることで、途中でフォームを離れてしまったり、入力を諦めてしまったユーザーの数を減らします。
このフォーム離脱に有効な施策が「EFO」と呼ばれるものです。
なぜEFOを行うことが重要なのか
それではなぜ、EFOを行うことが重要なのでしょうか。
図1の右側のファネルはWebサイト上のユーザーの行動を表したものです。
まずユーザーは検索と広告等を経てwebサイトを訪問します。そして次にwebサイトを回遊し、入力フォームへと進みます。フォームでの入力が完了すれば、コンバージョンとなります。
しかし、入力フォームでの離脱率はなんと約70%に及びます。
つまり、入力フォームに到達したユーザーが100人いる場合、約70人ものユーザーが離脱し、
購入・申込みに進んだユーザーはたったの30人という計算になります。
また、webサイトからフォームまで来たユーザーは、購入意思が高い傾向にあります。
しかし入力フォームが原因で70%ものユーザーを離脱させてしまっては、大きな機会損失となります。
そのため入力フォーム最適化を図り、フォーム離脱を防ぐ「EFO」が重要なのです。
入力フォーム離脱の主な要因とは?
それではなぜ、入力フォームで離脱してしまうのでしょうか。
理由は単純で「フォームの入力が面倒」だからです。
たとえ購入意思が高くても、項目数が多かったり、何度もエラーが表示されたりすると、入力にストレスがかかってしまい、フォームの離脱に繋がります。
フォーム離脱の要因を更に細かく見てみましょう。
① 項目数が多いため、入力が面倒になった
② エラー表示はされるものの、どこにエラーがあるのか分からない
③ 送信後のエラーで入力内容が削除され、再入力を求められる
④ 入力欄のサイズや項目の文字が小さい
⑤ 他ページへ遷移するリンクが貼られている
このように
・入力に手間や時間がかかる
・何度も再入力を求められる
ことなど、入力に対してユーザーにストレスがかかっていることが、フォーム離脱の主な原因です。
入力フォーム改善のポイント
それではストレスのないフォームにするためにはどうすれば良いのでしょうか?
先程、フォーム離脱の要因を5つ挙げました。
それぞれ改善策を見ていきましょう。
①項目数が多い場合
「項目数が多いため、入力が面倒になった」といった理由で、フォーム離脱するユーザーは数多くいます。
フォーム離脱の要因に関するアンケートを実施したところ、61%ものユーザーが
「ページの長さ、項目数の多さ」で離脱すると回答しています。
項目数が増えるとフォームが長く見えてしまい、入力が面倒に感じてしまいます。
そのため項目数を可能な限り最小限に抑えましょう。
入力フォームのページを1ページ内に収まるようコンパクトに見せ、不要な項目は表示させないようにするのが効果的です。
②エラー表示を明確に
「エラー表示はされるものの、どこにエラーがあるのか分からない。」
こういった経験はありませんか?
「どの項目で」「何が間違っているのか」が明確でなければ、入力ミスに気付きにくくなります。
結局入力ミスが分からないまま、入力が面倒になり、ユーザーは離脱してしまいます。
ユーザーを離脱させないために、「リアルタイムエラー」の表示を行いましょう。
リアルタイムエラーは、即座にアラートが表示される機能のことです。
フォームの入力内容をチェックし、予め決められたルール以外の入力内容をアラート表示させます。
例えば図3のように、メールアドレスの項目にふりがな(ルール外の内容)を入力した場合、即時にエラー内容を表示させます。
メールアドレス以外にも「英数のみ」「全角入力」など、条件に合わせたエラー表示を行うことが可能です。
リアルタイムエラーの活用により、修正するべき内容が明確になり、何度も入力する手間が省けます。
③入力内容の保持
全ての項目を入力したのにも関わらず、送信後のエラーにより入力内容がリセットされるケースがあります。再度同じ内容を入力することはユーザーに大きな負担がかかります。
入力した内容は全て残しておく仕様にしましょう。
④入力欄のサイズや項目の文字サイズ
入力欄のサイズや項目の文字が小さい場合は改善が必要です。
特にご年配の方々にとっては、入力欄や文字のサイズが小さいと、入力に大きな負担がかかります。
このように文字や入力欄が小さいと見にくくなり、指でタップしづらいため操作性が低下します。
また、入力した文字や内容を確認することが困難になり、ユーザーにストレスを与えてしまいます。
一般的なフォームの文字サイズは「14px」です。
高齢のユーザーが多い場合は、「16px」「18px」も検討しましょう。
入力欄のサイズは画面の横幅を最大限に活用し、高さは「50〜60px」に設計することを推奨します。
⑤他ページへのリンクは設けない
フォーム内の他ページへのリンクは出来るだけ設けないようにしましょう。
例えば図5のように、他の商品やお問い合わせのバナーなどを設置しているフォームです。
他ページへのリンクを設けることにより、ページ移動が起こり、離脱率が高くなります。
そのため、フォーム内に他ページへのリンクを設けている場合は極力外すようにしましょう。
コンバージョンに繋がるEFO対策
このような策を行うことで、ユーザーがストレスなく入力できるフォームにし、離脱を軽減させることが可能です。
スマートフォン向けのEFO対策については、詳しく記載した記事があります。
下記記事を参考に入力フォームの改善を行いましょう。
そして入力フォームを改善するためには、EFOツールの活用が便利です。
EFOツールは上記に紹介した、リアルタイムエラーなどの機能が搭載されています。ツールを導入するだけで、フォームに入力支援機能が搭載されるため、コーディングは不要です。
※EFOツールの機能については「EFOツール選定時のポイント」で詳しくご紹介します。
EFOツールにより入力へのストレスを軽減し、コンバージョンを高める効果が期待できます。
EFOツール導入後の数値と効果
それでは実際EFO(EFOツール)導入後のコンバージョンはどのくらい上がるのでしょうか。
エフカフェのクライアントを例に、改善事例をご紹介します。
※実績は全てEFOcatsを導入した数値です。
弊社は入力フォームを最適化する「EFOcats」を提供しております。
|株式会社東田ドライ様
画像出典元:https://rinavis.com/
まず1つ目は、宅配クリーニング業界の「リナビス」様の改善事例です。リナビス様では、注文カートにて離脱率が高いことが課題としてありました。
しかし、注文カートの入力フォームにEFOcatsを導入して頂いたところ、なんと入力完了率が123%向上、つまりコンバージョンが1.23倍アップしたという結果が出ました。
|株式会社retro様
画像出典元:https://itaku.retro.jp/
ブランド買取サービス株式会社retoro様では、買取申込みフォームにEFOcatsを導入して頂きました。
その結果、EFOcats導入直後ではコンバージョン率が200%アップという結果になり、申込み数が2倍に増えました。(A/Bテスト実施)
その後は平均してコンバージョン率が150%という結果になりましたが、申し込み数が1.5倍に増えたことから、コンバージョンに大きく寄与しました。
|株式会社magicnumber様
画像出典元:https://cosmecollege.com/
ヘアケア商材「Le ment」をはじめとする株式会社magicnumber様の事例では、EFOcatsを導入後、コンバージョン率が1.6倍まで向上しました。
新規注文が数百件プラスになったことに加えて、たまごリピート(定期購入カート)に導入したことで、LTVにも大きく寄与し、売上が上がったとのお声を頂いています。
上記事例のように、EFOツールを導入することで離脱率を軽減し、コンバージョンに貢献することが出来ます。
EFOツール選定時のポイント
EFOツールの重要性については理解できたものの、具体的にはどういった機能があるのでしょうか。
またEFOツールを利用する場合、何に注意するべきなのでしょうか。
EFOツールの機能と共に、EFOツール選定時のポイントについてご紹介します。
入力アシスト機能の種類
EFOツールを導入するにあたり、入力アシスト機能の種類を確認しましょう。
入力アシストとは、ユーザーの入力ミスを防ぎ、フォーム入力を支援する機能です。
リアルタイムエラーや半角・全角の自動変換などが挙げられます。
一般的な入力アシスト機能は下記の通りです。
・リアルタイムエラー
・半角・全角変換
・キーボード自動切り替え
・入力形式事前指示設定
・エラー時背景色設定
・住所自動入力
・必須項目の強調
EFOツールによって入力アシストの機能は異なります。
上記以外の機能を備えたEFOツールもあるため、機能の種類は各社チェックを行いましょう。
レポート機能
次にレポート機能についてです。
レポート機能とは、フォームの訪問数や離脱率などの数値データをレポートで確認出来る機能のことを指します。ユーザーが離脱した項目など、ポイントを絞って分析が出来るEFOツールもあります。
フォームでの離脱率は確認しているものの、どの項目での離脱が高いのか詳細に分析を行いたい場合は、レポート機能が充実しているものを重視しましょう。
導入までの期間と工数
導入までの期間はツールによって異なります。
導入完了まで1週間かからないものや、1ヶ月半ほどかかるケースもあります。
また導入方法もツールによってそれぞれ異なり、主に2つに分かれます。
・タグ設置型
EFOツールのタグを指定の場所に設置します。
例:< head >の中に設置する、< body >の前に設置する等
ツールによってタグ設置する場所は異なります。
・サーバーインストール型
自社サーバーにソフトウェアをインストールする方法です。
サーバーの動作確認が必要となります。
既存のフォームに導入が出来るかは、予め調査を行う必要があります。
検討する場合は、導入可否について事前に問い合わせしておくことをおすすめします。
コンサルタントによる導入後のサポート
「導入したものの、コンバージョンが上がったのかどうか分からない」
「フォームに対する改善策が思いつかない」
など悩む方もいらっしゃるかと思います。
そういった場合は、導入後のサポートが充実しているツールを選定しましょう。
プロによるコンサルティングを定期的に受けることができるため、導入後に不安がある方でも安心です。
費用
ツールによって利用料金などの費用は大きく異なります。
高額になるほど、利用できる機能性など充実する傾向にありますが、機能性が多いほど良いという訳ではありません。費用面と機能のバランスを確認しながら導入判断を行いましょう。
おすすめのEFOツール6選
上記ポイントを踏まえて、おすすめのEFOツールをご紹介します。
| f-tra EFO(エフトライーエフオー)
画像出典元:https://f-tra.com/ja/efo/
株式会社エフ・コード様が提供するf-tra EFO(エフトライーエフオー)は、導入実績が3000件以上あり、大手・ベンチャー問わず、様々な業種に導入されています。導入手順は初期設定を行い、タグを設置するだけ。わずか15分で導入が完了するため、工数と時間はかかりません。
| EFO CUBE(イーエフオーキューブ)
画像出典元:https://www.efo-cube.info/
株式会社GeeeN様のEFO CUBE(イーエフオーキューブ)は「Make Shop」や「Color me」「たまごリピート」「リピスト」など多くのカートASPと連携していることが強みです。また入力アシスト機能が26種類、データ解析機能は12種類と機能面でも充実しています。
| FormAssist(フォームアシスト)
画像出典元:https://efo.showcase-tv.com/formassist/
株式会社ショーケース・ティービー様が提供するFormAssist(フォームアシスト)は、専任コンサルティングによるフォーム分析により、定期的なレポートやミーティングを通して改善施策を得ることが出来ます。EFOやマーケティングの知識がない方でも、安心してEFOツールを利用して頂くことが可能です。
| Formy(フォーミー)
画像出典元:https://formy.jp/
株式会社リーピー様のFormy(フォーミー)は、EFOの機能が充分に搭載されていながらも月額6,000円と低価格で利用可能です。フォームも自由自在に編集が行えるため、施策と改善が行いやすいというメリットがあります。無料トライアルも実施しているため、EFOを初めて導入する方におすすめのツールです。
| GORILLA EFO(ゴリライーエフオー)
画像出典元:https://gorilla-efo.com/
ブルースクレイ・ジャパン株式会社様のGORILLA EFO(ゴリライーエフオー)は、業界最高水準のサポート機能数20種類を完備しており、月額9,800円で利用可能です。設置も1タグを設置するのみで、簡単に導入できることも魅力的です。
また業種・業界に関わらず改善実績が豊富です。導入事例としてはEC、不動産、教育、人材などがあり、中にはコンバージョン率が80%改善した事例もあるほど。
| EFOcats(イーエフオーキャッツ)
サイト:https://fcafe.com/efocats/
EFOcatsは弊社(株式会社エフカフェ)で提供しているツールです。
タグを挿入するだけでステップフォームに変わるため、今までになかった新しいタイプのEFOツールです。一画面一質問にすることにより、サクサクと入力しやすいフォームに変え、コンバージョンに貢献します。
・一画面一質問で本当にコンバージョンは上がるの?
・逆に入力が面倒にならないの?
という意見をよく頂きます。
しかし一画面一質問のEFOcatsを導入頂いた企業様で、コンバージョン率が160%以上の成果が出ている事例もあります。
今のフォームのデザインをガラッと変えてみたい、入力アシスト機能だけでは物足りない、という方は一度無料デモでEFOcatsをご体験ください。
まずは詳細を知りたい方、こちらから資料ダウンロードが可能です。
コンバージョンを上げるためにEFOツールを活用しよう
離脱率を軽減させ、コンバージョンを上げるためにEFOツールの活用が重要です。
自社のフォームの状況と課題を照らし合わせ、数多くのEFOツールの中から合うものを選定し、コンバージョンアップに繋げましょう。