LINE Tagとは?使い方とECでの活用方法を解説
LINE Tagとは?使い方とECでの活用方法を解説
LINE Tagとは?
LINE Tagとは、LINE公式アカウントやLINE広告の活用の幅を広げるトラッキングツールです。
このツールをウェブサイトに設置することで、ユーザー行動の解析や、LINEプラットフォームでの活用が可能になります。
公式アカウントや広告の制約やカスタマイズの進行を減少させ、マーケティング効率を向上させることが可能です!
LINE Tagのタグの種類
LINE Tagの主要なタグは3種類あります。
LINE Tagは、ウェブサイト上のユーザー行動を計測し、データに基づいたマーケティング施策を実現するために使用されます。
ベースコード :サイト全体でデータ収集する「土台」
サイト全体で訪問者の行動データを収集するための「土台」となるタグです。すべてのページに設置することで、ページビューやユーザーの訪問経路など、基本的なデータを計測できます。
コンバージョンコード:コンバージョン(成果)を計測する「ゴール」
特定のユーザーアクション(例:購入、フォーム送信、会員登録)が完了した際に、その成果を計測するためのタグです。「ゴール地点」をトラッキングし、LINE広告やキャンペーンの効果を測定します。
カスタムイベントコード :特定の行動を計測する「応用」
ユーザーの特定の行動(例:ボタンのクリック、ページスクロール、特定コンテンツの閲覧)をトラッキングするためのタグです。「応用」として、ユーザーの細かい行動データを取得し、より高度なターゲティングや分析を可能にします。
これらを適切に組み合わせることで、ユーザーの行動を深く理解し、LINE広告や公式アカウントを活用したマーケティング施策を最大化できます。
LINE公式アカウントのLINE Tag設定方法
- LINE Tag設定
- オーディエンスリストの作成
の流れで説明していきます。
最初にタグ設置が必要ですが、一度設定してしまえばより精度の高い配信が実現できるので頑張りましょう!
1.LINE Tag設定
1.LINE Tagの取得
- 左メニュー「データ管理」> 「トラッキング(LINE Tag)」をクリック。
- ベースコード・イベントコードがそれぞれ表示されているので、コピーして取得します。
2.ベースコードの設置
設置ページ
- LINE Tagのベースコードは、ウェブサイト全体のユーザー行動を計測するために、すべてのページに設置する必要があります。
記述箇所
- HTMLコードの<head>タグ内に設置します。これにより、ページが読み込まれると同時にタグが動作し、データの計測が開始されます。
※他のドメインやサブドメインにまたがる計測を行いたい場合は、該当するすべてのドメインのページに設置します。
3.コンバージョンコードの設置
設置ページ
コンバージョンコードは、購入完了、フォーム送信完了、登録完了など「特定のアクションが完了した後のページ」に設置します。
- ECサイトの場合 → 購入完了ページ
- フォームの場合 → サンクスページ
記述箇所
- コンバージョンコードを<head>または<body>タグ内の適切な位置に挿入します。
- 通常、</body>タグ直前に設置するのが一般的です。
4.カスタムイベントコードの設置
タグを作成
- カスタムイベント名に任意の名前を半角英数字20文字以内で入力します。
- カスタムイベントコードに反映されるので、コピーして使用します。
※カスタムイベント名はわかりやすく、短く、記号などを避けた名前にします。
設置ページ
必要であれば、カスタムイベントコードの設定を行います。
カスタムイベントコードは、ユーザーが特定の行動を起こす可能性のあるページに設置します。
- 「カートに追加」ボタンのクリックを計測したい場合、そのボタンが存在する商品詳細ページに設置します。
- 「送信」ボタンのクリックを計測したい場合、そのボタンが含まれるお問い合わせページに設置します。
- 特定のリンククリックや特定セクションの閲覧を計測したい場合、該当するキャンペーンページに設置します。
記述箇所
- カスタムイベントコードは、ベースコードの直下に設置することが推奨されています。
5.動作確認
それぞれのタグが正しく機能しているか、ブラウザのデバッグツールで確認します。
2.オーディエンスリストの作成
管理画面からリストを作成
タグで取得したデータを基に、新しいオーディエンスリストを作成します。
- データ管理>オーディエンス>オーディエンスタイプ「ウェブトラフィック」を選択。
「ウェブトラフィック」ではLINEtagで集計したデータを利用したオーディエンスを作成できます。
- 任意のオーディエンス名、LINE Tag、ターゲットなどの条件を入力し、「保存」
これでオーディエンスが完成です!
LINE公式アカウントのLINE Tag活用方法
設定ができたら早速LINE Tagを応用して施策を始めましょう!
- ECで活用したい!オーディエンスリストの応用例5選
- LINE tagを活用した配信方法
の流れで説明していきます。
ECで活用したい!オーディエンスリストの応用例5選
1.商品ページ閲覧ユーザーへのリターゲティング
特定の商品ページを閲覧したユーザーをオーディエンスリストに追加し、その商品や関連商品の広告をLINEで配信。
2.購入履歴に基づくリターゲティング
過去に特定の商品を購入したユーザーをオーディエンスリストに追加し、その商品の関連商品やリピート購入を促すキャンペーンを配信。
3.キャンペーン参加ユーザーのエンゲージメント強化
キャンペーンページを訪問したユーザーをトラッキングし、応募したユーザーには結果通知や追加キャンペーン情報を、応募しなかったユーザーには再度応募を促すメッセージを配信。
4.特定アクションを実行したユーザーへのフォローアップ
サイト内で資料請求や会員登録などの特定アクションを行ったユーザーをリスト化し、その次のステップ(例: 体験予約や商品購入)を促すメッセージを配信。
5.カゴ落ちユーザーへリカバリーLINEを送信
カートインイベントを実行したが、一定期間内(例: 7日間)に 購入イベントを実行していないユーザーに購入を促すメッセージを配信。
LINE tagを活用した配信方法
メッセージ作成画面で、「絞り込み」を選択し作成したオーディエンスリスト(オーディエンスリストの作成手順などは上記参照)を選択します。
こうすることでオーディエンスによってセグメント配信が可能です!
LINE Tagについての注意点
データ数が貯まるまでオーディエンスは作成できない
オーディエンスを使用して配信先に設定するには、50人以上のユーザーが必要です。
データが貯まるまで利用できないことがあるので、注意しましょう。
LINE Tagの正確な設置と設定
LINE Tagが正しく設置されていないと、データが正確に収集されず、ターゲティングや分析結果が不完全になるリスクがあります。
具体的な注意点:
- タグの設置箇所(基本は<head>タグ内)を間違えないようにする。
- イベント設定 を行う際、イベント名やパラメータ(例: add_to_cart や purchase)がLINE広告の仕様に合っているか確認する。
- Google Tag Managerを使う場合、設定後に プレビュー機能 で動作確認を行う。
プライバシーポリシーの更新
LINE Tagによるデータ活用はユーザーに影響を与えるため、透明性の確保、法令遵守、信頼性の向上を目的にプライバシーポリシーを更新する必要があります。
まとめ
LINE Tagは、LINE公式アカウントのマーケティング効率向上に絶大な役割を果たすツールです。正しく活用すれば、ユーザー行動の覚え替えや配信パフォーマンス向上に実現してくれるはずです。LINE公式アカウントでの制約と効率向上を並行させるためにも、LINE Tagの活用をしていきましょう!
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