売れるLPとは?成果を出すランディングページの特徴と作り方
売れるLPとは?成果を出すランディングページの特徴と作り方

いくら見た目が美しくても、成果に結びつかなければ意味がない。
ランディングページ(LP)は、商品やサービスの“売上”を直接左右する武器です。
「クリックされない」「読まれない」「申し込まれない」
――そんなLPには、共通する“負けパターン”があります。
この記事では、売れるLPの特徴と、成果を出すための作り方を徹底解説します。
なぜ「売れるLP」と「売れないLP」が生まれるのか?
原因はたった一つ。
「ユーザーの感情」と「商品との接点」がズレているからです。
たとえば、痩せたい人に向けて「カロリーや栄養素」を並べても心は動きません。
ユーザーが求めているのは、「痩せたあとの自分」や、「誰かに褒められる未来」です。
この“感情のスイッチ”を押せるかどうかが、LPの明暗を分けます。
LPに必要な要素
コンバージョン率の高いLPを作るには、LPに来てくれた人の「おっ!」という興味を引きつけて、「これ欲しいかも!」という気持ちを高めるための、絶対に外せない要素たちを上手に組み合わせる必要があります。具体的には、以下のような要素が重要になります。
ファーストビュー
最初の数秒で「お!」と思わせて、そのまま読み進めてもらうためのLPの顔とも言える部分。 魅力的なデザインと、ターゲットにグサッと刺さるキャッチコピーが命です。
問題提起
ターゲットのお客さんが心の奥底で「そうそう、それ!」って思っている悩みや課題を、ズバリ指摘して共感を得ます。「これ、私のことだ」と思ってもらえたら、こっちのものです。
ベネフィット
商品やサービスを使うことで、お客さんがどんな素敵な未来を手に入れられるのかを具体的に見せます。「へー、こんな良いことがあるんだ!」と思わせることがポイントです。
商品・サービスの紹介
その商品やサービスがどんなものなのか、どんなことができるのか、他のものと何が違うのかを、わかりやすく、そして魅力的に伝えます。「これ、良さそう!」と思ってもらうのが目標です。
実績や事例
「本当に効果があるの?」というお客さんの疑問に答える、信頼の証。具体的な数字や成功例を見せることで、「信用できるかも」と思ってもらえます。
利用者の声
実際に使った人のリアルな感想は、説得力があります。「私もこうなれるかもしれない!」という期待感を与え、購入への後押しになります。
FAQ
お客さんが抱くであろう疑問とその答えを事前に用意しておくことで、「わからないことがないから安心!」と思ってもらえます。購入への最後のハードルを下げる効果があります。
CTA
「資料請求」「無料相談」「購入」など、わかりやすい言葉と魅力的なデザインで、お客さんをゴールに導きます。
売れるLPの特徴3つ
1. ファーストビューで“勝負”が決まる
訪問者の約7割は3秒以内に離脱すると言われています。
つまり、ファーストビューが9割です。
・ユーザーの悩みや願望を一言で射抜く
・「私のことだ」と感じさせるコピー
・ 次の行動(ボタン)への迷いをゼロにする
2. 情報は「順番」と「説得力」が命
ユーザーがLPを読み進めるのは、常に“疑い”と“期待”のあいだです。
だからこそ、
・なぜこの商品なのか
・どんな実績があるのか
・他と何が違うのか
・自分にとって何が得なのか
この順序で、ユーザーの「不安」を一つずつ潰し、「期待」を積み上げていくことが重要です。
3. CTA(申し込みボタン)は“ラストチャンス”
CTAは「決意」を引き出すトリガーです。
ただ「申し込む」では、背中は押せません。
・今すぐ行動する理由(限定・割引・締切)
・押しやすいボタンの大きさ・色・配置
・ボタン直前の一文で最後の一押し
よくある失敗パターン
商品の説明ばかりで、ユーザー目線がない
「この商品を使うと、あなたの“明日”がどう変わるか」を描く必要があります。
価値が伝わらない
商品やサービスが顧客にもたらす具体的なメリットが伝わらない。
デザインは美しいが、行動につながらない
ボタンの位置や動線に“心理的な理由”を持たせる
競合との差別化ができていない
「〇〇な人は絶対に選ぶべき」という尖ったメッセージを入れる
情報が足りないor多すぎる
要な情報が不足していたり、逆に多すぎて重要な点が埋もれている。
CTAが弱い
ユーザーにどのような行動を期待するかが不明確で、行動を促す力が弱い。
売れるLPを作る上でのポイント
競合調査
どんなに優れた商品でも、“他と何が違うか”が伝わらなければ売れません。
競合のLPを分析すれば、以下のような発見があるはずです。
・どんな訴求軸が使われているか(価格・品質・スピード など)
・どこに差別化の余地があるか
・逆に、どの切り口は飽和しているか
ポイントは「真似る」のではなく、「ズラす」こと。
勝てるポジション=空いている訴求軸を見つけることです。
流入元との整合性をとる
ユーザーは、広告やSNS、検索結果など「入口」によってモチベーションが違う。
その期待とズレたLPを見せると、一瞬で離脱されます。
たとえば、
・比較検討中のユーザーには「具体的な違いと選ばれる理由」
・広告経由なら「最も心を動かしたキャッチコピーの延長線」
・リスティング広告なら「検索意図に沿った即答型コンテンツ」
「このページ、まさに自分のためにある」
そう思わせる構成にすることが、売れるLPの条件です。
CTAはページ内に何度も登場させる
CTA(申し込み・購入ボタン)は、1回だけでは足りません。
なぜなら、ユーザーは読む順番も、離脱ポイントもバラバラだからです。
CTAの設置タイミングとしては、以下のような箇所が鉄板です。
・ファーストビュー直後(興味がある人の取りこぼし防止)
・説得力のあるパート(実績・お客様の声・ベネフィット紹介後)
・ページの最後(全て読み終えた後の決断用)
ボタンの文言も工夫しましょう。
「無料で試す」「たった30秒で登録完了」など、リスクゼロを伝えるのがコツです。
スマホファーストなデザインにする
いまやアクセスの7〜9割がスマホというケースも珍しくありません。
にもかかわらず、PCベースで作られたLPが多すぎます。
スマホLPで意識すべきポイント:
・ファーストビューが1画面内に収まるか
・フォントサイズ・行間が小さすぎないか
・ボタンがタップしやすい位置にあるか
スクロールしたくなる“縦の流れ”が設計されているか
スマホで快適に読める=コンバージョン率が上がると心得ましょう。
改善を繰り返す
初回で完璧なLPは存在しません。
重要なのは、データをもとにPDCAを回し続けることです。
・ファーストビューの離脱率をチェック
・CTAのクリック率を確認
・ヒートマップで“読まれていない箇所”を可視化
・ABテストで見出し・構成・ボタン文言を検証
反応があった箇所は伸ばし、成果が出ない箇所は大胆に変える。
改善の手を止めた瞬間、LPは“負けるページ”になります。
まとめ
どんなに優れた広告も、検索対策も、LPが弱ければすべて水の泡。
LPとは、顧客を「買う・申し込む」という最終決断に導く場所です。
だからこそ、細部にまで徹底的にこだわるべき。
構成・デザイン・導線・コピー――そのすべてが“売上をつくる武器”になります。
正しく設計し、正しく運用し、正しく改善する。
それが、「売れるLP」をつくる最大の近道です。